任意整理をすると利息は原則0%にカットされ、60回前後の長期分割払いになるのが大きな特徴です。
ただし横浜銀行は、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)や横浜信用保証といった保証会社が交渉の相手となります。
さらに口座凍結や預金の相殺といった銀行特有のリスクもある点に注意が必要です。
この記事では、横浜銀行ならではの特徴やメリット・デメリットを、司法書士が実務経験に基づいてわかりやすく解説します。
横浜銀行の保証会社別の対応傾向
横浜銀行の借入は
保証会社が交渉相手になります
SMBCコンシューマーファイナンス
(プロミス)
- 将来利息
- カットできる可能性あり
- 分割回数
- 60回
取引期間が1年未満だとカットが難しい
横浜信用保証
- 将来利息
- カットに応じやすい
- 分割回数
- 60回程度
任意整理については以下の記事でも詳しく解説しています。

プロミスが保証会社の場合
取引期間が1年未満だと利息カットが認められないことがあります。
任意整理をしても返済が難しい場合は、任意整理以外の手段(個人再生や自己破産)も検討が必要です。
どの債務整理が適正かについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

任意整理前と後の比較
70万円借入
(利息14.6%・毎月16,000円返済)
任意整理をしない場合
- 毎月の返済額
- 16,000円
- 完済までの期間
- 約5年3か月
- 利息総額
- 30万円以上
任意整理をした場合(60回払い)
- 毎月の返済額
- 約12,000円
- 完済までの期間
- 5年
- 利息総額
- 0円
毎月の返済額が4,000円下がり
利息30万円がゼロになります
メリットとデメリット
メリット
- 利息0%で元金だけを返済できる
- 毎月の返済額が軽くなる
- 完済までの道筋が明確になる
デメリット
- 信用情報に事故情報が登録される
- 横浜銀行のカードローンは解約になる
- 預金口座が一時的に凍結される
ブラックリストの影響については、以下の記事でも詳しく解説しています。

口座凍結と預金相殺
起きること
- 横浜銀行の口座が一時的に凍結される
- 預金が借入残高と相殺される
- 給与振込や引落しが利用できなくなる
受任通知の前にやること
- 給与振込口座を別の銀行へ切り替える
- 公共料金・クレジットの引落しを他行へ移す
- 口座の預金を引き出しておく
横浜銀行を任意整理すると、借入と預金が相殺されることがあります。
この過程で一時的に口座が凍結され、給与振込や引落が利用できなくなるケースがあります。
対策チェックリスト
- 給与振込口座を別銀行に切替える
- 公共料金・クレジットの引落を他行に移す
銀行の債務整理の注意点については、以下の記事でも詳しく解説しています。

手続きの流れ(横浜銀行の場合)
1口座変更を済ませてから受任通知を送付
給与振込口座や引落し口座の変更、預金の引き出しを終えてから、横浜銀行へ受任通知を送ります。
これにより返済が止まり、督促も来なくなります。
2積立と和解交渉
返済を止めている間に積立を行いながら、保証会社と将来利息のカットと分割回数を交渉します。
積立は、和解後に返済を続けられるかの確認と、費用の分割払いを兼ねています。
3和解成立・返済再開
依頼から3〜6か月程度で交渉がまとまり、利息0%になった元金を保証会社へ分割で返済していきます。
任意整理手続きの流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)
- 横浜銀行からの借入で過払い金は発生しますか?
-
発生しません。
銀行は利息制限法を超える金利を設定できないため、過払い金の対象外です。
- 横浜銀行を任意整理すると信用情報(ブラックリスト)に載りますか?
-
はい。
事故情報として登録され、完済後5年ほどはローンやクレジットカードの利用が難しくなります。
- 横浜銀行とプロミスの両方から借入がある場合はどうなりますか?
-
保証会社がプロミスの場合、どちらも同時に任意整理の対象となります。
- 任意整理後も横浜銀行の普通預金口座は使えますか?
-
凍結解除後は使えるようになります。
- 横浜銀行の任意整理は家族や会社に知られずにできますか?
-
任意整理は裁判所を通さないため必要書類が少なく、手続き中に横浜銀行から本人へ連絡や郵便物が届くこともありません。
郵送物の送付方法や電話連絡についても事前に配慮できます。
ただし、カードの解約や口座凍結がきっかけで気づかれる可能性はあります。
まとめ+司法書士からのアドバイス
任意整理は「利息を減らして楽になる」だけでなく、口座凍結や信用情報への影響といったリスクも正しく理解することが大切です。
特に給与振込や公共料金の引落を利用している人は、口座切替を事前に進めておくことが生活を守るポイントになります。
また、積立金ができないと手続き自体が進められないため、依頼前に「毎月いくらなら確実に積み立てできるか」を確認しておきましょう。
任意整理はあくまで「再スタートのための手段」です。
リスクとメリットを正しく比較し、必要であれば司法書士や弁護士に早めに相談することをおすすめします。
