- スルガ銀行を任意整理すると返済は楽になるのか?
- 任意整理のデメリットを知りたい
- 相談した後の手続きはどうやって進めていくの
スルガ銀行の支払いに困ったら、任意整理をして利息をなくして元金だけを分割払いにすることで支払いを楽にすることができます。
任意整理は相手方の会社によって対応が異なるので、今回はスルガ銀行を任意整理した際の対応を解説します。
参考元:債務の整理をしたいと考えています。どのような方法がありますか?-法テラス
スルガ銀行の任意整理への対応
- スルガ銀行の借金を任意整理するとどうなりますか?
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スルガ銀行を任意整理をすると、利息は0%になり元金だけを60回程の分割払いで返済していくことになります。
利息がなくなれば返済した金額の分だけ借金が減っていくことになりますし、長期の分割払いになると毎月の返済額も少なくなる可能性が高いです。
- 任意整理後の利息は0%になる
- 60回ほどの分割払い
- 過払い金が発生している可能性はない
※銀行からの借入では過払い金が発生することはありません。
利息がなくなれば返済した金額の分だけ借金の元金が減っていくため、いつ完済できるのか明確になります。
完済までの期間も短くなる可能性があり、長期の分割払いになることで毎月の返済額を少なくすることができます。
利息がなくなって長期の分割払いになると言ってもイメージすることは難しいと思います。
任意整理をしないケースとしたケースで比較します。
任意整理をしないで返済していくと
通常、利息14.9%で50万円を借りて、毎月15,000円を返済していくと
任意整理をしない場合 | |
完済までに支払う利息の総額 | 約15万円 |
完済までの期間 | 3年8ヶ月 |
毎月の返済額 | 15,000円 |
毎月の利息だけで6,200円ほどになるので、借金の元金はあまり減りません。
完済までに3年8ヶ月必要になり完済までの間に利息だけで約15万円支払う計算になります。
任意整理後の返済内容
50万円の借金を任意整理して利息0%、48回の分割払いにすると
任意整理をすると | |
完済までに支払う利息の総額 | 0円 |
完済までの期間 | 4年 |
毎月の返済額 | 約10,000円 |
50万円を分割払いの回数の48で割ると10,416になるので、毎月の返済額は約10,000円になります。
任意整理しないケースとしたケースで比較
任意整理前 | 任意整理後 | |
完済までに支払う利息の総額 | 約15万円 | 0円 |
完済までの期間 | 3年8ヶ月 | 4年 |
毎月の返済額 | 15,000円 | 約10,000円 |
スルガ銀行での借金の減額や過払い金
- スルガ銀行の借金が減額されたり過払い金が発生することはありますか?
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銀行からの借入では借金が減額されたり過払い金が発生することはありません。
法律の制限よりも高い利息で返済をしていた場合に過払い金は発生しますが、銀行が法律よりも高い利息で取引をすることはないからです。
利息制限法の金利の上限 | |
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10万円未満の借入 | 20%まで |
10万円以上~100万円未満の借入 | 18%まで |
100万円以上の借入 | 15%まで |
上記の制限を超えて借金の返済をしていると、法律内の利息に見直して計算することで借金が減ったり過払い金が発生します。
消費者金融やクレジットカード会社からの借入では法律の制限を超える利息での取引をしている場合もあります。
しかし、銀行からの借入では法律の制限を超える利息での取引をすることはありません。
スルガ銀行を任意整理するデメリット
- スルガ銀行を任意整理するデメリットを教えてください
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スルガ銀行のカードローンは解約になります。
また、ブラックリストに登録されるので借金やローンを組んだりすることは難しくなり、他のクレジットカードも解約になる可能性が高いです。
また、一定期間スルガ銀行の口座が凍結されます。
- スルガ銀行のカードローンは解約になる
- ブラックリストに登録される
- スルガ銀行の口座が凍結される
カードローンは解約になる
任意整理をする会社の契約は解約になるので、スルガ銀行を任意整理するとスルガ銀行のカードローンは解約になります。
ブラックリストに載る
任意整理をすると信用情報機関に事故情報が載るので、ブラックリストに載ることになります。
ブラックリストに載っている間はお金を借りたりローンを組んだり、クレジットカードを作ることは難しくなります。
クレジットカードを利用できない間も、デビットカードpaypayを利用することでショッピングを行うことができます。
- お金を借りることは難しくなる
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カードローンやキャッシング等、お金を借りることは難しくなります
- ローンを組めなくなる
-
住宅ローンや自動車ローン、携帯電話やスマホの分割購入も難しくなります
- クレジットカードが持てなくなる
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ブラックリストの影響を受けて、任意整理をしていないクレジットカードが解約になる可能性があります
スルガ銀行の口座が凍結される
銀行の借入を任意整理する場合は、1ヵ月~3ヵ月の間、銀行口座が凍結されます。
口座が凍結されている間は出金をすることはできず、預貯金と借入額とで相殺されることになります。
事前に口座からお金を抜いておくことでこのデメリットは回避することができます。
任意整理の流れ
- スルガ銀行の任意整理の手続きはどのように進んでいくんですか?
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まず受任通知という書類をスルガ銀行へ送付して、その後に利息のカットや分割払いの回数の交渉を行っていきます。
依頼から任意整理の交渉が完了して、返済が再開されるまでは3ヶ月~6ヵ月ほどです。
銀行のカードローンには保証会社がついています。
スルガ銀行の保証会社はオリコ、スルガ・キャピタル、ダイレクトワン、エポスカードの4社のどれかが保証を行っています。
スルガ銀行を任意整理すると保証会社に債権が移り、保証会社と任意整理の交渉を行うことになります。
任意整理を依頼する際は、弁護士や司法書士と面談をする必要があります。
基本的には面談は1度だけです。
任意整理の依頼を受けた専門家はスルガ銀行に対して受任通知を送付します。
任意整理後の利息のカットと、分割回数の交渉を保証会社と行います。
銀行との取引では法律よりも高い利息での取引はないので、引き直し計算をして借金が減額されたり過払い金が発生することはありません。
任意整理の交渉が終わったら、交渉内容どおりに利息がなくなった元金だけを分割で保証会社に対して返済していくことになります。
依頼者が行うこと
- スルガ銀行の任意整理を依頼した後は依頼者は何をするんですか?
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依頼者の人は受任通知が送られた後~任意整理の交渉が終わるまでの間はスルガ銀行への返済を一旦ストップして積立金を行う必要があります。
返済を止めても連絡が来ることはありません。
任意整理を依頼した後は、スルガ銀行への返済は一時STOPすることになります。
返済をSTOPしても連絡が来ることはありません。
返済を止めている間に、依頼者は専門家に対して積立金を行う必要があります。
これは任意整理後に毎月返済していけるかの確認と、専門家の費用の分割払いのために行います。
積立金ができないと、返済をすることができないと判断されるので任意整理ができなくなる可能性があります。
積立金ができなかったら、自己破産や個人再生を検討することになります。
任意整理を依頼してから、3か月~6か月程度で任意整理の交渉がまとまります。
その後は任意整理の内容どおりに返済をして完済を目指します。
任意整理は家族や会社に秘密のまま手続きできるのか?
- スルガ銀行の任意整理は家族や会社に秘密にしたままできますか?
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任意整理は自己破産等と比べて必要になる書類も少なく、スルガ銀行から連絡が来ることもないので家族や会社にバレる可能性が少ない手続きです。
ただしブラックリストの影響には注意が必要です。
任意整理は内緒のままで手続きができる可能性が高いです。
自己破産や個人再生だと、家族や会社の協力が必要な書類の提出を裁判所から求められますが、任意整理ではそのようなことはありません。
また、任意整理をしている間はスルガ銀行から本人に対して連絡が来ることはないですし、郵便物が届くこともありません。
ブラックリストに登録されてカードが解約になったり、ローンが組めなかったりした際に不審に思われる可能性はあります。
生活費等をクレジットカードで支払っている人は注意が必要です。
まとめ
- 利息は0%になる
- 60回ほどの分割払い
- 過払い金は発生しない
- スルガ銀行のカードローンは解約になる
- ブラックリストに登録される
任意整理をする際は、スルガ銀行の保証会社であるオリコ、スルガ・キャピタル、ダイレクトワン、エポスカードと交渉をすることになります。
任意整理後の利息はカットしてくれますし、元金だけを60回ほどの分割で返済していくことが可能です。
ただし消費者金融やクレジットカード会社とは異なり、銀行からの借入では過払い金が発生することはありません。
デメリットとしてはブラックリストに登録されることです。
ブラックリストに登録されると、ローンを組んだり、クレジットカードを持つのは難しくなります。
現金での生活を心がけてデビットカードやpaypayを利用するようにすれば、不便を感じることなく生活ができると思います。