任意整理をすると利息は原則0%にカットされ、60回前後の長期分割払いになるのが大きな特徴です。
ただし横浜銀行は、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)や横浜信用保証といった保証会社が交渉の相手となります。
さらに口座凍結や預金の相殺といった銀行特有のリスクもある点に注意が必要です。
参考元:債務整理-東京司法書士会
横浜銀行特有の注意点
口座凍結と預金相殺
横浜銀行を任意整理すると、借入と預金が相殺されることがあります。
この過程で一時的に口座が凍結され、給与振込や引落が利用できなくなるケースがあります。
対策チェックリスト
- 給与振込口座を別銀行に切替える
- 公共料金・クレジットの引落を他行に移す
銀行の債務整理の注意点については、以下の記事でも詳しく解説しています。

利息カットの条件
プロミスが保証会社の場合:取引期間が1年未満だと利息カットが認められないことがあります。
借入が短期の場合は、任意整理以外の手段(個人再生や自己破産)も検討が必要です。
どの債務整理が適正かについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

家族や会社に知られにくく進めるコツ
- 郵送物や電話の方法は事前に専門家に相談をしておく
- クレジットカード解約や口座凍結がバレるきっかけになりやすい
- 代替手段としてデビットカード・スマホ決済を用意しておく
- 事前にお金を引き出しておく
【家族に秘密で任意整理をした事例】

家族に心配をかけたくなかったので内緒で進めました。司法書士に任意整理を依頼しても銀行から連絡はなく、郵便物も工夫してくれたので、家族に知られずに済んでいます。
家族に秘密でできるかについては、以下の記事でも詳しく解説しています。


メリットとデメリットの比較
- 70万円を利息14.6%で借りて毎月16,000円を返済
- 上記を任意整理して下記の条件になった
- 利息0%
- 60回の分割払い
項目 | 任意整理前 | 任意整理後 |
---|---|---|
利息 | 年14.6% | 0% |
毎月の返済額 | 16,000円 | 約12,000円 |
完済までの期間 | 約5年3か月 | 5年 |
総支払利息 | 30万円以上 | 0円 |
メリット
- 利息0%で元金だけを返済
- 毎月の返済額が軽くなる
- 完済までの道筋が明確になる
デメリット
- 信用情報(ブラックリスト)に登録
- 横浜銀行のカードローンは解約
- 預金口座が一時凍結される可能性
【ブラックリストの影響についての体験談】



任意整理をしたことで他のクレジットカードも利用できなくなりましたが、現金やデビットカードで生活できているので、思ったよりも困りませんでした。
ブラックリストの影響については、以下の記事でも詳しく解説しています。


横浜銀行の保証会社別の対応傾向
SMBCコンシューマーファイナンス
- 基本的には利息カットに応じてもらえる
- 48~60回ほどの分割払い
取引期間が1年未満で短い場合は、利息のカットや長期の分割払いに応じてもらえない可能性が高いです。
横浜信用保証
- 基本的には利息カットに応じてもらえる
- 60回ほどの分割払い
取引が極端に短い場合は、上記の条件に当てはまらない可能性があります。
任意整理については以下の記事でも詳しく解説しています。


手続きの流れ(横浜銀行の場合)
- 任意整理を依頼する際は、弁護士や司法書士と面談をする必要があります
- 基本的には面談は1度だけです


- 横浜銀行への支払いはSTOPすることになります
- 支払いをSTOPしても横浜銀行から督促が来ることはありません
任意整理後の利息のカットと、分割回数の交渉を行います。
期間の目安:依頼から返済再開まで 約3~6か月
依頼者が行うこと
返済を止めても督促は来ません。
- 積立金の目的
- 任意整理後に毎月返済していけるかの確認
- 専門家の費用の分割払いのため
積立金ができないと、任意整理をしても返済できないと判断されて任意整理ができなくなる可能性があります。
積立金ができなかったら、自己破産や個人再生を検討する必要があります。


任意整理を依頼してから3か月~6か月程度で任意整理の交渉がまとまります。
その後は任意整理の内容どおりに返済をして完済を目指します。
- 返済代行:弁護士や司法書士に振込
- 返済代行ではない場合:横浜銀行の保証会社へ直接振込むことになります。


ポイントまとめ
- 受任通知送付後:横浜銀行への返済は一時停止、督促も止まる
- 積立金が必須:支払えないと任意整理できない場合もある
- 再開後の返済:利息0%で元金だけを60回前後の分割返済
よくある質問(FAQ)
横浜銀行からの借入で過払い金は発生しますか?
発生しません。
銀行は利息制限法を超える金利を設定できないため、過払い金の対象外です。


横浜銀行を任意整理すると信用情報(ブラックリスト)に載りますか?
はい。
事故情報として登録され、完済後5年ほどはローンやクレジットカードの利用が難しくなります。
横浜銀行とプロミスの両方から借入がある場合はどうなりますか?
保証会社がプロミスの場合、どちらも同時に任意整理の対象となります。
任意整理後も横浜銀行の普通預金口座は使えますか?
凍結解除後は使えるようになります。
まとめ+司法書士からのアドバイス
- 横浜銀行は任意整理で利息0%・60回分割にできる
- 取引が短いと利息カットができない可能性あり
- 保証会社(プロミス/横浜信用保証)が交渉相手
- 口座凍結・預金相殺のリスクがあるため事前対策が必要
- メリットは大きいが、信用情報への登録・カード解約などのデメリットも理解しておくべき
司法書士からのアドバイス
任意整理は「利息を減らして楽になる」だけでなく、口座凍結や信用情報への影響といったリスクも正しく理解することが大切です。
特に給与振込や公共料金の引落を利用している人は、口座切替を事前に進めておくことが生活を守るポイントになります。
また、積立金ができないと手続き自体が進められないため、依頼前に「毎月いくらなら確実に積み立てできるか」を確認しておきましょう。
任意整理はあくまで「再スタートのための手段」です。
リスクとメリットを正しく比較し、必要であれば司法書士や弁護士に早めに相談することをおすすめします。