みずほ銀行カードローンを任意整理する前に読む記事|司法書士が解説

当サイトの記事はすべて司法書士三浦永二(東京司法書士会所属、登録番号7300号)が執筆しています。

みずほ銀行を任意整理すると、利息は0%になって、60回の分割払いが認められる可能性があります。

しかし同時に、口座凍結・保証会社との交渉・ブラック情報の登録といった注意点も存在します。

この記事では、司法書士の実務経験をもとに、

  • みずほ銀行任意整理の特徴(交渉相手・利息・分割回数)
  • 口座凍結やブラックリスト登録の影響
  • 任意整理前後の返済額シミュレーション
  • 任意整理手続きの流れ

までわかりやすく解説します。

参考元:キャッシングやローンでお困りの方へ-政府広報オンライン

目次

【結論】みずほ銀行を任意整理したらどうなる?

保証会社はオリコかアイフル

  • みずほ銀行カードローンを任意整理すると
    • みずほ銀行の借金は保証会社のオリコかアイフルに移る
  • 利息カットや分割回数の交渉はオリコかアイフルと行う

銀行を任意整理すると、交渉相手は銀行ではなく保証会社になります。

みずほ銀行カードローンの保証会社は、オリエントコーポレーション(オリコ)かアイフルです。

どちらが保証しているかによって、任意整理の条件が異なります。

保証会社ごとの任意整理の条件

保証会社利息の扱い分割回数
オリコ原則0%にカット60回程度
アイフルカットできない可能性がある
3〜10%程度
60回程度

ポイント整理

  • 任意整理は「みずほ銀行」ではなく、保証会社(オリコ/アイフル)と交渉する
  • オリコ保証:利息0%、60回払いが多く、返済負担が大幅に軽減できる
  • アイフル保証:利息が完全に0%にはならず、3〜10%ほど残る可能性が高い
  • 分割回数はどちらも60回(約5年)が目安

司法書士の解説

つまり、同じ「みずほ銀行の借入」であっても、どの保証会社が付いているかで返済条件が大きく変わるのが特徴です。

任意整理を検討する際は、まずは「自分の契約がオリコ保証かアイフル保証か」を確認することが重要です。

任意整理については、以下の記事でも詳しく解説しています。

ブラックリストの影響

みずほ銀行を任意整理するデメリットは何がありますか?

みずほ銀行のカードローンは解約になります。

ブラックリストにも登録されるので、借金やローンを組んだりは難しくなりますし、他のクレジットカードも解約になる可能性が高いです。

一定期間はみずほ銀行の口座が凍結される点にも注意が必要です。

参考元:信用情報とは-指定信用情報機関のCIC

任意整理をすると、信用情報機関に「事故情報」が登録され、いわゆるブラックリストに登録される状態になります。

ブラックリストの影響は完済から約5年間続き、その間はローンやクレジットカードの審査に通るのは難しいです。

みずほ銀行任意整理中+完済から5年
ブラックリストに登録される
任意整理中
完済後5年影響が残る

ブラックリストの影響については、以下の記事でも詳しく解説しています。

口座凍結と相殺の実務

任意整理を依頼すると、受任通知が銀行に届いた段階で口座が凍結されます。

凍結期間はおおむね1〜3か月で、この間は預金の引き出しや口座引き落としができなくなるため注意が必要です。

  • 凍結されるのはあくまで「みずほ銀行の口座」のみ
  • 預金があれば借金と相殺される

給与振込や公共料金の引落を利用している場合は、事前に他行へ切り替えておく必要があります。

銀行の任意整理については、以下の記事でも詳しく解説しています。

返済シミュレーション:任意整理前後の比較

任意整理前

  • 借入額:50万円
  • 金利:14%
  • 返済額:月1万円
  • 完済まで:約6年4か月
  • 完済までに支払う利息の総額:25万円超

任意整理後(オリコ保証・利息0%)

  • 借入額:50万円
  • 金利:0%
  • 分割:60回
  • 毎月の返済:約8,300円
  • 完済まで:5年
  • 完済までに支払う利息の総額:0円

毎月の返済が少なくなり、完済までの期間も短縮できます。

任意整理後(アイフル保証・利息5%)

  • 借入額:50万円
  • 金利:5%
  • 分割回数:60回
  • 毎月の返済額:約9,400円
  • 完済まで:5年
  • 完済までに支払う利息の総額:7万円弱

アイフル保証で利息が付いたとしても、毎月の返済が少なくなり、完済までの期間が短縮できています。

比較表

ケース毎月の返済額完済まで
任意整理前
14%
1万円約6年4か月
任意整理後
オリコ保証・0%
約8,300円5年
任意整理後
アイフル保証・5%
約9,400円5年

ポイントまとめ

  • オリコ保証なら利息0%で、返済額を大幅に減らせる
  • アイフル保証は利息が残るため、オリコと比べると負担は大きい
  • それでも任意整理をしない場合と比べれば、返済期間も短縮し、利息総額も大幅に減る

任意整理で完済の見通しが立った事例

40代 男性

みずほ銀行に返済をしても借金が減らず絶望していました。任意整理をして5年で完済できる見通しが立ち生活にも余裕ができました。

任意整理のメリット

任意整理の流れ(みずほ銀行の場合)

STEP
面談

弁護士や司法書士と相談して、任意整理の方針を決定します。

STEP
受任通知送付
  • 専門家がみずほ銀行に「受任通知」を送ります。
  • これにより銀行からの督促が止まり、返済も一時的にストップします。
STEP
和解交渉
  • 保証会社(オリコまたはアイフル)と交渉します。
    • 利息を0%にできるか
    • 分割回数を何回にするか
STEP
返済再開
  • 通常、依頼から3〜6か月程度で交渉がまとまるのが一般的です。
  • 和解成立後は、保証会社(オリコ・アイフル)に対して分割返済を再開します。
  • 返済は「司法書士・弁護士経由」か「保証会社へ直接振込むか」で方法が異なります。

任意整理の流れについては以下の記事で詳細に解説しています。

依頼者が行うこと

STEP
みずほ銀行への返済を止める
  • 受任通知送付後は返済を止めても問題ありません。
  • 銀行からの督促や連絡も来なくなります。
STEP
積立金を行う
  • 返済を止めている間は、毎月「積立金」を専門家の指定口座へ入金します。
  • 目的は2つ:
    • 本当に返済を続けられるか確認する
    • 専門家への報酬を分割で支払うため
  • 積立金ができないと任意整理が成立せず、自己破産や個人再生に切り替える可能性も出てきます。
STEP
返済の再開
  • 交渉成立後(3〜6か月程度)、積立金を活用しながら返済を再開します。
  • その後は毎月、保証会社(オリコやアイフル)に返済していくことになります。

ポイントまとめ

  • 専門家が「受任通知→交渉→和解」まで進める
  • 依頼者は「返済を一時停止→積立金→和解後に返済再開」
  • 任意整理が成功するかは積立金の実行力が大きなカギ

任意整理を依頼して督促がなくなった事例

30代 女性

みずほ銀行との交渉がまとまるまで数か月ありましたが、依頼をしてからは催促の電話が止まり、すごくホッとしました。

任意整理依頼後に依頼者が行うこと

よくある質問

みずほ銀行を任意整理をした場合、家族の信用情報に影響しますか?

本人の信用情報にのみ登録され、家族の信用情報に直接影響することはありません。

ただし、ブラックリストに登録されている間は家族の連帯保証人にはなれなくなります。

任意整理をするとみずほ銀行の口座はどうなりますか?

預金口座は一定期間凍結されますが、凍結解除後に利用が可能です。

カードローンは解約になります。

みずほ銀行の任意整理は家族や会社に秘密のまま手続きできますか?

任意整理は基本的には家族や会社に知られる可能性は低い手続きです。

ただし、ブラックリストに登録されることでクレジットカードが解約になったり、ローンが組めなくなることをきっかけに、家族に気づかれる可能性はあります。

みずほ銀行の借金に過払い金は発生しますか?

銀行カードローンには過払い金は発生しません。

過払い金が発生する可能性があるのは、かつて高金利で貸付をしていた消費者金融や信販会社との取引です。

まとめ

  • オリコ保証では利息は0%にカット
  • アイフル保証では利息のカットは難しい
  • 60回ほどの分割返済が可能
  • 毎月の返済額を減らし、完済までの期間を圧縮できる
  • ただし、ブラックリスト登録・口座凍結・カードローン解約といったデメリットもある

返済に追われて生活が苦しい場合、任意整理による負担軽減のメリットは大きいです。

司法書士からのアドバイス

任意整理は裁判所を通さずに進められるため、比較的スムーズに返済条件を改善できる手続きです。

しかし「どの保証会社が相手になるか」「給与振り込み口座にしているか」等によって、結果は大きく変わります。

  • 保証会社がオリコなら利息0%の可能性が高いですが、アイフル保証だと利息が残ることもあります。
  • 給与振込や公共料金の引落がみずほ銀行口座に設定されている方は、口座凍結に備えて事前に他行へ切替えることが必須です。
  • ブラックリスト登録中は新しい借入やカード作成ができないため、現金やデビットカードで生活できるよう準備しておくと安心です。

「自分の状況では本当に任意整理が適しているのか?」「個人再生や自己破産を選んだ方が良いのか?」はケースごとに異なります。

まずは専門家に相談し、収入・家計・借入先の状況をもとに最適な方法を一緒に検討することをおすすめします。

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