- じぶん銀行を任意整理すると返済は楽になるのか?
- 任意整理のデメリットを知りたい
- 任意整理のデメリットを知りたい
じぶん銀行のカードローンは、現在「じぶんローン」と既に新規受付を停止している「キャッシュワン」があります。
じぶん銀行の支払いができなくなってきたら、債務整理をすることをおすすめします。
※じぶん銀行は2020年2月からauじぶん銀行株式会社へと社名変更しました
今回はじぶん銀行を任意整理したら支払いはどのようになるのかとデメリットについても解説します。
参考元:債務の整理をしたいと考えています。どのような方法がありますか?-法テラス
じぶん銀行の任意整理への対応
- じぶん銀行のカードローンを任意整理するとどうなるんですか?
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じぶん銀行を任意整理すると任意整理後の利息は0%にしてもらえて、元金だけを36回ほどの分割払いで返済していくことになります。
ただし、利息が0%にならなかったり長期の分割払いに応じてもらえないこともあります。
- 任意整理後の利息は0%になる可能性あり
- 36回ほどの分割払い
- 過払い金が発生している可能性はない
※銀行からの借入では過払い金が発生する可能性はありません。
じぶん銀行はアコムが保証をしているので、任意整理の交渉はアコムと行うことになります。
任意整理後の利息
任意整理後の利息は0%にしてもらえる可能性があります。
利息が0%になれば、任意整理後は支払えば支払った分だけ元金が減少することになります。
ただし、アコムの対応は厳しくなってきているので、取引期間が1年未満等で短いと任意整理をしても利息が0%にならないこともあります。
任意整理後の分割払いの回数
36回ほどの分割払いになるので、任意整理後は元金だけを3年ほどの長期の分割で返済していくことになります。
アコムの対応が厳しくなってきた関係で、36回払い以下の分割払いしか認めてもらえないこともあります。
じぶん銀行を任意整理するメリット
- 任意整理をすることでどのようなメリットが発生しますか?
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借り入れの内容にもよりますが、一般的には利息だけで完済までに数十万円ほど支払うことが多いので、利息がなくなるだけで数十万円のメリットが発生する可能性があります。
また、完済までの期間も短くなったる可能性もあります。
ただ、長期の分割払いに応じないため毎月の返済額が増える可能性があります。
利息がなくなって分割払いになると言っても、そのメリットはわかりにくいと思います。
任意整理をした場合としない場合とで比較します。
任意整理前
50万円を利息17.5%で借りて毎月10,000円返済していくと
毎月の利息だけで7,300円ほどになるので、毎月10,000円返済していくとなると半分以上が利息の返済で元金はあまり減りません。
そのため、完済までに40万円以上支払うことになり、完済まで7年2ヶ月ほどかかります。
完済までに支払う利息の総額 | 40万円以上 |
完済までにかかる期間 | 7年2ヵ月 |
毎月の返済額 | 10,000円 |
任意整理後
50万円の借り入れを任意整理して利息0%、36回の分割払いになると
借入額の50万円を分割回数の36で割ると、13,888円になるので毎月の返済額は約14,000円です。
完済までに支払う利息の総額 | 0円 |
完済までにかかる期間 | 3年 |
毎月の返済額 | 14,000円 |
任意整理前と後で比較
任意整理前 | 任意整理後 | |
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完済までに支払う利息の総額 | 40万円以上 | 0円 |
完済までにかかる期間 | 7年2ヵ月 | 3年 |
毎月の返済額 | 10,000円 | 14,000円 |
じぶん銀行は長期の分割払いに応じないため、任意整理をすることで毎月の返済額が増える可能性があります。
上記では完済までに支払う金額を減り、完済までの期間が短くなりますが、毎月の返済額は高くなります。
じぶん銀行での借金の減額や過払い金
- じぶん銀行では過払い金は発生しますか?
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銀行からの借り入れでは借金が減ったり過払い金が発生することはありません。
返済が難しい場合は任意整理をして、今の金額から利息をカットしてもらって元金だけを分割で返済にすることになります。
利息制限法の金利の上限 | |
10万円未満の借入 | 20% |
10万円以上~100万円未満の借入 | 18% |
100万円以上の借入 | 15% |
利息制限法を超えた利息での取引があると、計算をすることで借金が減額されたり、借金が全てなくなって過払い金が発生することがあります。
銀行からの借入では利息制限法を超える利息での取引をすることはないので、じぶん銀行で借金が減ったり過払い金が発生することはありません。
じぶん銀行を任意整理するデメリット
- じぶん銀行を任意整理するデメリットを教えてください
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任意整理をする会社は解約になり、信用情報に事故情報が登録されていわゆるブラックリストに登録されます。
ブラックリストに登録されると、お金を借りる、ローンを組む、クレジットカードを作成する際の審査に通るのは非常に難しくなります。
また、任意整理をしないクレジットカードも利用できなくなったします。
じぶん銀行のカードローンの解約
任意整理をした会社は解約になるので、じぶん銀行を任意整理するとじぶん銀行のカードローンは解約になります。
ブラックリストの影響
任意整理をするとブラックリストに登録されて、借金をしたりローンで購入したりクレジットカードを新規で作成するのは非常に難しくなります。
ただしブラックリストの影響は最長でも任意整理後完済してから、5年ほどでなくなります。
ブラックリストの影響がでている間も、インターネットでの買い物等はデビットカードやpaypayをカードの代わりに利用して行うことができます。
じぶん銀行の口座凍結
銀行を任意整理すると、その銀行の口座にある預貯金と借入額とで相殺されることになります。
また、その際に1ヵ月~3ヵ月の間、口座が凍結されて出金をすることができなくなります。
事前に預貯金を引き出しておけば相殺はされないので、事前に引き出しておくことをおすすめします。
任意整理は家族や会社に秘密のまま手続きできるのか?
- じぶん銀行の任意整理の手続きは家族や会社に内緒のままで行うことはできるんですか?
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任意整理は他の債務整理と違って必要になる書類も少ないので、家族や会社に知られる可能性が非常に少ない手続きです。
任意整理は、家族や会社に知られることなく内緒で手続きができる可能性が高いです。
自己破産や個人再生だと、家族や会社の協力が必要な書類の提出を裁判所から求められますが、任意整理ではそのようなことはありません。
また、任意整理をしている間はじぶん銀行から本人に対して連絡が来ることはないですし、郵便物が届くこともありません。
ブラックリストに登録されてカードが解約になったり、ローンが組めなかったりした際に不審に思われる可能性はあります。
生活費等をクレジットカードで支払っている人は注意が必要です。
じぶん銀行の任意整理の流れ
- じぶん銀行の任意整理はどのような手続きで進められていくんですか?
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依頼を受けた専門家は自分銀行に対して「受任通知」という書類を送ります。
受任通知が送られた後はじぶん銀行への返済は止めて、その間に専門家に対して毎月一定の金額を振り込んで積立金というものをする必要がありますが、返済を止めても督促が来ることはありません。
任意整理を依頼すると、専門家はじぶん銀行に対して受任通知を送付します。
受任通知を送付した後はじぶん銀行への支払いはSTOPして、専門家に対して積立金を行います。
支払いを止めてもじぶん銀行からの督促が来ることはありません。
任意整理後の利息のカットと、分割回数の交渉をじぶん銀行の保証会社であるアコム株式会社と行っていきます。
銀行との取引では法律よりも高い利息での取引をすることはないので、借金が減額されたり過払い金が発生することはありません。
任意整理の交渉が終わったら、交渉内容どおり利息がなくなった元金を分割で保証会社であるアコムに対して返済していくことになります。
依頼者が行うこと
- じぶん銀行の任意整理を依頼した後は依頼者は何をするんですか?
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依頼者の人は受任通知が送られた後~任意整理の交渉が終わるまでの間はじぶん銀行への返済を一旦ストップすることになります。
返済を止めても連絡が来ることはありません。
ただし、返済を止めている間に積立金を行う必要があります。
任意整理を依頼した後は、じぶん銀行への返済は一時STOPすることになります。
返済をSTOPしても連絡が来ることはありません。
返済を止めている間に、依頼者は専門家に対して積立金を行う必要があります。
これは任意整理後に毎月返済していけるかの確認と、専門家の費用の分割払いのために行います。
積立金の振込ができないと、任意整理をしても支払いができないということになり、任意整理ができなくなる可能性があります。
積立金ができなかったら、自己破産や個人再生を検討することになります。
任意整理を依頼してから、3か月~6か月程度で任意整理の交渉がまとまります。
その後は返済を再開して完済を目指します。
まとめ
- 利息は0%になる可能性がある
- 36回ほどの分割払い
- 過払い金は発生しない
- じぶん銀行のカードローンは解約になる
- ブラックリストに登録される
じぶん銀行を任意整理する場合は保証会社のアコムと交渉を行い、交渉後の返済もアコムに対して行います。
じぶん銀行を任意整理すると任意整理後の利息は0%にしてもらい、36回ほどの分割払いにできる可能性があります。
デメリットはブラックリストに登録されることで、お金を借りたりローンを組んだり、クレジットカードを利用することができなくなることです。
ただ、クレジットカードについてはデビットカードやpaypayを利用して、ネットショッピング等は利用することができます。