みずほ銀行カードローンを任意整理する前に読む記事|司法書士が解説

当サイトの記事は、 司法書士 三浦永二(東京司法書士会/登録番号7300号) が執筆・監修しています。

みずほ銀行を任意整理すると、利息は0%になって、60回の分割払いが認められる可能性があります。

しかし同時に、口座凍結・保証会社との交渉・ブラック情報の登録といった注意点も存在します。

この記事では、司法書士の実務経験をもとに、

  • みずほ銀行任意整理の特徴(交渉相手・利息・分割回数)
  • 口座凍結やブラックリスト登録の影響
  • 任意整理前後の返済額シミュレーション
  • 任意整理手続きの流れ

までわかりやすく解説します。

参考元:キャッシングやローンでお困りの方へ-政府広報オンライン

目次

【結論】みずほ銀行を任意整理したらどうなる?

参考:カードローン商品詳細

みずほ銀行の借入は
保証会社が交渉相手になります

オリコ保証

将来利息
原則0%にカット
分割回数
60回程度

アイフル保証

将来利息
3〜10%残る可能性
分割回数
36~44回程度

まずは自分の契約が
オリコ保証かアイフル保証かの確認が重要です

任意整理については、以下の記事で詳しく解説しています。

返済シミュレーション:任意整理前後の比較

50万円借入
(金利14%・毎月10,000円返済)

任意整理をしない場合

毎月の返済額
10,000円
完済までの期間
約6年4か月
利息総額
25万円超

オリコ保証
(利息0%・60回)

毎月の返済額
約8,300円
完済までの期間
5年
利息総額
0円

アイフル保証
(利息5%・44回)

毎月の返済額
約12,800円
完済までの期間
約3年7か月
利息総額
5万円弱

アイフル保証では、任意整理後の毎月の返済額が現在より増えることがあります。

一方で、通常の金利14%から5%程度まで下がれば、完済までに支払う利息を減らせるメリットがあります。

そのため、月々の返済額だけで任意整理のメリットを判断せず、保証会社ごとの和解条件や総返済額まで確認することが重要です。

保証会社によって任意整理後の条件が大きく変わります。

そのため、手続き前に自分の契約がオリコ保証かアイフル保証かを確認しておきましょう。

みずほ銀行を任意整理するデメリット

みずほ銀行を任意整理するデメリットは何がありますか?

みずほ銀行のカードローンは解約になります。

ブラックリストにも登録されるので、借金やローンを組んだりは難しくなりますし、他のクレジットカードも解約になる可能性が高いです。

一定期間はみずほ銀行の口座が凍結される点にも注意が必要です。

参考元:信用情報とは-指定信用情報機関のCIC

任意整理をすると、信用情報機関に「事故情報」が登録され、いわゆるブラックリストに登録される状態になります。

ブラックリストの影響は完済から約5年間続き、その間はローンやクレジットカードの審査に通るのは難しいです。

みずほ銀行任意整理中+完済から5年
ブラックリストに登録される
任意整理中
完済後5年影響が残る

ブラックリストの影響については、以下の記事で詳しく解説しています。

口座凍結と相殺

起きること

  • 受任通知が届いた段階で口座が凍結される(1〜3か月)
  • 預金があれば借入残高と相殺される
  • 預金の引き出しや口座引き落としができなくなる

受任通知の前にやること

  • 給与振込口座を他行へ切り替える
  • 公共料金の引落しを他行へ移す
  • 口座の預金を引き出しておく

凍結されるのはみずほ銀行の口座だけで、他行の口座は影響を受けません

銀行の任意整理については、以下の記事で詳しく解説しています。

任意整理の流れ(みずほ銀行の場合)

1口座変更を済ませてから受任通知を送付

給与振込口座や引落し口座の変更、預金の引き出しを終えてから、みずほ銀行へ受任通知を送ります。
これにより督促が止まり、返済も一時的にストップします。

2積立と和解交渉

返済を止めている間に積立を行いながら、保証会社(オリコまたはアイフル)と将来利息のカットと分割回数を交渉します。
積立は、和解後に返済を続けられるかの確認と、費用の分割払いを兼ねています。

3和解成立・返済再開

依頼から3〜6か月程度で交渉がまとまり、決まった条件で保証会社へ分割返済を再開します。

任意整理の流れについては以下の記事で詳細に解説しています。

よくある質問

みずほ銀行を任意整理をした場合、家族の信用情報に影響しますか?

本人の信用情報にのみ登録され、家族の信用情報に直接影響することはありません。

ただし、ブラックリストに登録されている間は家族の連帯保証人にはなれなくなります。

任意整理をするとみずほ銀行の口座はどうなりますか?

預金口座は一定期間凍結されますが、凍結解除後に利用が可能です。

カードローンは解約になります。

みずほ銀行の任意整理は家族や会社に秘密のまま手続きできますか?

任意整理は基本的には家族や会社に知られる可能性は低い手続きです。

ただし、ブラックリストに登録されることでクレジットカードが解約になったり、ローンが組めなくなることをきっかけに、家族に気づかれる可能性はあります。

みずほ銀行の借金に過払い金は発生しますか?

銀行カードローンには過払い金は発生しません。

過払い金が発生する可能性があるのは、かつて高金利で貸付をしていた消費者金融や信販会社との取引です。

まとめ

任意整理は裁判所を通さずに進められるため、比較的スムーズに返済条件を改善できる手続きです。

しかし「どの保証会社が相手になるか」「給与振り込み口座にしているか」等によって、結果は大きく変わります。

  • 保証会社がオリコなら利息0%の可能性が高いですが、アイフル保証だと利息が残ることもあります。
  • 給与振込や公共料金の引落がみずほ銀行口座に設定されている方は、口座凍結に備えて事前に他行へ切替えることが必須です。
  • ブラックリスト登録中は新しい借入やカード作成ができないため、現金やデビットカードで生活できるよう準備しておくと安心です。

「自分の状況では本当に任意整理が適しているのか?」「個人再生や自己破産を選んだ方が良いのか?」はケースごとに異なります。

まずは専門家に相談し、収入・家計・借入先の状況をもとに最適な方法を一緒に検討することをおすすめします。

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