アイフルを任意整理するとどうなる?条件とリスクを司法書士が解説

当サイトの記事は、 司法書士 三浦永二(東京司法書士会/登録番号7300号) が執筆・監修しています。

アイフルの任意整理は他社と少し違い、利息が0%にはならず3〜5%程度が残るケースが多いのが実情です。

アイフルは近年は和解条件が厳しめに提示される傾向があり、「36回〜44回(約3年〜3年半)」の分割回数になるのが一般的です。

  • アイフルの任意整理の最新条件(利息・分割回数・応じない場合)
  • デメリットとその回避方法
  • 過払い金の可能性
  • 手続きの流れと依頼後にやるべきこと

を司法書士の実務経験をもとに詳しく解説します。

「今の返済を続けるべきか、それとも任意整理をすべきか」と悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

参考元:キャッシングやローンでお困りの方へ-政府広報オンライン

目次

アイフルを任意整理するとどうなる?

アイフル任意整理後の和解条件

将来利息
3〜5%が残る
分割回数
36〜44回(約3年〜3年半)
取引期間が短い場合
1年未満では利息10%前後になることも
借入額が少ない場合
分割回数がさらに短くなる
過払い金
2007年7月以前の取引のみ
依頼から返済再開まで
約3〜6か月

利息が残る和解でも負担が軽くなる理由

相談を受ける中で、多い誤解が「任意整理をすれば、どの業者でも必ず利息が0%になる」というものです。

実務上、多くの場合アイフルは0%にはなりません。

しかし、だからといって任意整理をする意味がないわけではなく、利息を引き下げることによるメリットは確実に存在します。

特に任意整理をおすすめする状況

特に、以下のような状況にある方にとっては、手続きに踏み切るメリットが大きくなりやすい。

すでに一括請求を受けている

  • 放置すると裁判・給与や口座の差押えに進む
  • 専門家が介入して現実的な分割払いに引き戻せる

他社の借金とまとめて整理する

  • 他社が0%なら、アイフルに5%残っても全体では大幅カット
  • 返済日と返済額が整理され、家計管理がしやすくなる

任意整理の詳細は以下の記事で解説しています。

任意整理をした場合としない場合の返済比較

50万円借入
(通常返済は18%・毎月13,000円)

任意整理をしない場合

毎月の返済額
13,000円
完済までの期間
約4年10か月
利息総額
約25万円

任意整理をした場合
(利息5%・44回払い)

毎月の返済額
約12,500円
完済までの期間
約3年8か月
利息総額
約3万円

毎月の返済額はあまり変わりませんが
利息が20万円以上減り完済も1年以上早まります

月額は上がる場合もあるのでシミュレーションが必須

任意整理は「月々の返済額が必ず下がる」手続きではありません。

利息が減る一方、分割払いの回数が短いと月額が上がることがあるため、必ずシミュレーションして判断します。

アイフルを任意整理するデメリット

起きること

  • アイフルとの契約は解約になる
  • 信用情報に事故情報が登録される
    (完済から最長5年)
  • 他社のクレジットカードも解約される可能性がある

代わりに使えるもの

  • デビットカード
    (口座から即時引き落とし)
  • スマホ決済(事前チャージ)

アイフルの契約は解約になる

任意整理をした会社の契約は解約になるので、アイフルを任意整理するとアイフルとの契約は解約になります。

ブラックリストに登録される

任意整理をすると、信用情報機関に事故情報(ブラックリスト)が登録されます。

ただし、登録期間が過ぎれば事故情報は消えます。

アイフル任意整理中+完済から5年間
ブラックリストに登録される
任意整理中
完済後5年影響が残る

ブラックリストの登録については以下の記事でも詳しく解説しています。

アイフルでの借金減額や過払い金

アイフルで借金が減額されたり過払い金が発生することはありますか?

アイフルは2007年の7月までは法律の制限を超える利息で取引を行っていました。

2007年の7月よりも前からアイフルと取引をしていたなら、借金が減額されたり過払い金が発生している可能性があります。

2007年8月以降の新規契約では、原則として過払い金は発生しません。

引き直し計算の結果、借金が残れば減額後の元金を分割返済し、借金がゼロになって過払い金が出ていれば返還請求に切り替わります。

過払い金については、以下の記事でも詳しく解説しています。

アイフル任意整理の流れと依頼後にやること

1受任通知の送付(返済ストップ)

アイフルへ受任通知を送り、同時に取引履歴を請求します。
この時点でアイフルへの返済と督促が止まります。

2取引履歴の確認と和解交渉

2007年7月以前の取引があれば引き直し計算を行い、残高を確定させます。
そのうえで、利息の引き下げ(3〜5%が目安)と分割回数(36〜44回)を交渉します。

3和解成立・返済再開

依頼からおよそ3〜6か月で和解がまとまり、合意した条件で返済を再開します。

依頼後は、返済を止めている間に毎月一定額を積み立てていただきます。

この積立は、専門家費用の分割払いと、和解後に返済を続けられるかの確認を兼ねています。

積立ができない場合は、個人再生や自己破産の検討に移ります。

よくある質問

家族に秘密でアイフルを任意整理できますか?

任意整理は家族に知られずに進められる可能性が高いです。

ただし、クレジットカードが解約になったり、ローン審査が通らなくなったりするため、日常生活の中で家族に気づかれる可能性はあります。

アイフルの借金が少額(10万円以下)の場合でも任意整理できる?

可能ですが、弁護士・司法書士の費用とのバランスを考える必要があります。

アイフル以外の借金も一緒に任意整理できる?

可能です。むしろすべての借入先をまとめて整理する方が一般的です。

一部だけを整理することもできますが、残した借入先からの返済負担は変わらないため注意が必要です。

アイフルの任意整理と「おまとめローン」はどちらが有利?

返済がまだ可能なら「おまとめローン」、すでに困難なら「任意整理」が適しています。

まとめ

アイフルの任意整理は「36〜44回分割・利息残し」という他社より厳しい条件になるのが実情です。

そのため、「今の収入ではアイフルの提示する36回分割でも支払っていくのが難しい」というケースも当然出てきます。

その場合は、任意整理にこだわらず、自己破産や個人再生といった別の法的手続きへ切り替えるなど、柔軟な解決策を一緒に考えていきます。

当事務所では、ご依頼いただいた案件を「事務員任せ」にすることは絶対にありません。

すべて私、三浦本人が個人として受任し、ご相談から解決まで直接担当いたします。

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