任意整理をすると在籍確認される?【会社にバレる原因2つ】

  • 任意整理をすると会社に連絡がいくのか?
  • 任意整理をすることが会社に知られてしまうのか?
  • 過払い金請求の場合は?

支払いが苦しいので任意整理をしてみたいけど、借金があることが会社に知られるのは困る・・・

任意整理を依頼したら在籍確認をされて会社に知られてしまいそうで心配。

今回は任意整理した場合に会社に在籍確認の連絡が入るのか?会社に借金がバレてしまう原因は何かを解説します。

目次

任意整理をすると在籍確認はされる?

任意整理を依頼すると勤務先に対して在籍確認されることはありませんか?

任意整理を行っても現在の勤め先に対して在籍確認の連絡がくることはありません。

勤め先が代わっている場合は現在の勤め先を申告しなければ任意整理ができない会社がありますが、その場合も現在の勤務先に在籍確認の連絡が入るようなことはありません。

任意整理の在籍確認
  • 任意整理しても在籍確認の連絡がくることはない
  • 現在の勤務先を貸金業者へ申告が必要な場合も会社に在籍確認はされない

任意整理をする際に、貸金業者から勤務先に在籍確認の連絡はされません。

申告してある勤務先と現在の勤務先が異なる場合、貸金業者によっては現在の勤務先を伝えなければ任意整理できない貸金業者も一部あります。

そういった業者を任意整理する際は現在の勤務先を伝える必要があります。

これは支払いの滞納等があった場合に、最終的には給与差押え等の手段をとれるようにするためなので、在籍確認はされません。

任意整理で勤務先の申告は必要か

借金が会社にバレてしまう原因

借金があることが会社にバレてしまうことはありますか?

返済ができてない状態で借入先からの電話や送付物を放置し続けていると、勤務先に貸金業者から連絡が入ってしまう可能性があります。

また、裁判を起こされたり、支払督促という裁判所の手続きをされて給与が差し押さえられることもあります、

給与差し押さえの際は、債権を差押える旨の通知書が会社に届くので、借金を滞納している事実が会社に知られてしまいます。

借金がある事実が勤務先に対して知られてしまう可能性がある原因は、主に以下の場合です。

勤務先への連絡

返済日に返済ができなければ債権者から連絡が来ますが、その連絡を放置していると勤務先へ連絡が入る可能性があります。

本来は正当な理由なく、勤務先へ連絡はしてはいけないと貸金業法21条3項で定められています。

あくまでも正当な理由がない場合は勤務先への連絡は禁止されます。

電話しても書面を送付しても連絡が取れないような場合は、正当な理由があると判断されて勤務先へ貸金業者から連絡が入る可能性があります。

任意整理後も弁護士や司法書士が業務を継続しているなら、滞納等があった際の連絡は弁護士や司法書士に入り、本人や勤務先には連絡はされません。

ただし、弁護士や司法書士の事務所からの連絡も無視し続け、返済もしないでいると弁護士や司法書士から辞任されます。

辞任されると債権者から本人への連絡が再開されて、連絡がとれないと勤務先に連絡が入ってしまう可能性があります。

給与差し押さえ

滞納し連絡も取らずに放置していると、訴訟を提起されたり支払督促という書類が届くことがあります。

裁判や支払督促を無視していると最終的に判決や支払督促が確定し、勤務先が知られている場合は給与が差押えされてしまいます。

裁判所の命令で給料が差押えされる際には、給与を差押える旨の通知書が会社に届きます。

それにより借金の支払いを滞納している事実が勤務先に知られてしまいます。

STEP
借金を滞納していると裁判や支払督促をされる
STEP
裁判や支払督促を放置していると判決や支払督促が確定する
STEP
判決や支払督促が確定後は給料の差押えをされる可能性がある
STEP
給料が差押えられると会社に借金を滞納していることがバレる

返済を滞納して連絡せずに放置していると裁判や支払督促をされて、裁判や支払督促も放置していると給料が差押えされるので、会社に知られてしまう可能性がある

放置はしないこと

借金を滞納している状態で連絡を無視していれば、債権者の側も勤務先への連絡や裁判を起こすという選択肢しかなくなってしまいます。

裁判になっても、裁判所で和解をして分割で支払うことが認められることもあるので、とにかく放置はせずこまめに連絡をとることが重要です。

弁護士や司法書士の専門家に債務整理を依頼をすると、その時点から貸金業者からの督促は止まります。

また、裁判の対応が難しいと感じる場合も専門家に相談をするべきでしょう。

勤務先に連絡されるケース

過払い金請求の場合

過払い金請求では勤務先に在籍確認をされることはありませんか?

過払い金を請求しても在籍確認をされる理由がないので、過払い金請求をしても在籍確認をされることはありません。

過払い金請求では勤務先に在籍確認をされることはありません。

借金完済後の過払い金請求だけでなく、借金が残っている状態で引き直し計算を行った結果、借金がなくなり過払い金が発生した場合も同様です。

借金が残っている場合でも、法律内の利息に見直しをする計算=引き直し計算の結果、過払い金が発生することがあります。

過払い金が発生するということは、今ある借金がなくなり、お金を払い過ぎた状態になっているということです。

過払い金が発生しているのであれば、在籍確認をする理由がないので過払い金請求では在籍確認はされません。

過払い金請求で勤務先に連絡されるか

まとめ

会社にバレる原因
  • 任意整理をしても在籍確認はされない
  • 返済を滞納して連絡せずに放置していると勤務先に連絡が入る
  • 返済を滞納して連絡せずに放置していると裁判になり、給料が差押えされる際に会社に知られる

任意整理を行っても会社に在籍確認はされません。

貸金業者に登録した勤務先が変わっている場合は、新しい勤務先を伝えなければ任意整理に応じてくれない貸金業者も一部あります。

そういった貸金業者は現在の勤務先を申告しなければ任意整理できませんが、その際も在籍確認はされません。

そのため、任意整理をしたとしても在籍確認をされてしまって、会社に借金があることが知られるような事態には陥りません。

滞納をしていると借金がある事実が会社に知られてしまう可能性もあります。

借金の支払いを滞納しているのに連絡を取らずにいると、貸金業者から会社に連絡が入ったり、裁判所の命令で給料が差し押さえられます。

借金の支払いができない時も連絡を無視せず正直に話し、今後の支払いも難しい場合は債務整理を検討するため専門家に相談をしてみるべきです。

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