任意整理をすると在籍確認される?【会社にバレるか司法書士が解説】

当サイトの記事はすべて司法書士三浦永二(東京司法書士会所属、登録番号7300号)が執筆しています。

  • 任意整理をすると会社に連絡がいくのか?
  • 任意整理をすることが会社に知られてしまうのか?
  • 過払い金請求の場合は?

支払いが苦しいので任意整理をしてみたいけど、借金があることが会社に知られるのは困る・・・

任意整理を依頼したら在籍確認をされて会社に知られてしまいそうで心配。

任意整理で勤務先に連絡される可能性はあるのか会社にバレる原因と対策について、専門家の視点から解説します。

目次

任意整理で勤務先に在籍確認されることはある?

任意整理を依頼すると、勤務先に対して在籍確認されることはありませんか?

任意整理を行っても、現在の勤め先に対して在籍確認の連絡がくることはありません。

中には勤め先が代わっている場合は現在の勤め先を申告しなければ任意整理ができない会社もあります。

ただし、その場合も現在の勤務先に在籍確認の連絡が入るようなことはありません。

任意整理をする際に、貸金業者から勤務先に在籍確認の連絡はされません。

在籍確認とは別のお話ですが、貸金業者によっては勤務先が変わっている場合は、現在の勤務先を知らせる必要があります。

勤務先が変わっている場合の対応

債権者によっては、登録されている勤務先情報が古いと、現在の勤務先を申告するよう求められることがあります。

これは支払いの滞納等があった場合に、給与差押えなどの法的手続きに備えるための確認であり、在籍確認を行うわけではありません。

任意整理の在籍確認
  • 任意整理しても在籍確認の連絡がくることはない
  • 現在の勤務先を貸金業者へ申告が必要な場合も会社に在籍確認はされない
任意整理で勤務先の申告は必要か

借金が会社にバレてしまう原因

借金があることが会社にバレてしまうことはありますか?

返済ができてない状態で、借入先からの連絡を放置し続けていると、勤務先に貸金業者から連絡が入る可能性があります。

また、裁判を起こされて給与が差し押さえられることもあります。

給与差し押さえの際は、債権を差押える旨の通知書が会社に届くので、借金を滞納している事実が会社に知られてしまいます。

任意整理自体で会社に知られることはありませんが、返済の滞納を放置しているとバレる可能性があります。

借金の滞納

返済日に返済ができなければ債権者から連絡が来ますが、その連絡を放置していると勤務先へ連絡が入る可能性があります。

通常、貸金業法第21条第3項により正当な理由なく勤務先へ連絡することは禁止されていますが、

  • 連絡が取れない
  • 郵送しても届かない

上記の場合には「正当な理由あり」と判断され、勤務先に電話が入ることもあります。

正当な理由がない場合は、勤務先への連絡は禁止されるので、債権者からの連絡を放置しなければ勤務先に連絡が入ることはありません。

任意整理後に滞納をした場合

任意整理後も弁護士や司法書士が業務を継続しているなら、滞納等があった際の連絡は弁護士や司法書士に入ります。

ただし、弁護士や司法書士の事務所からの連絡も無視し続けていると、弁護士や司法書士から辞任されます。

辞任されると債権者から本人への連絡が再開されます。

本人への連絡がとれないと、勤務先に連絡が入ってしまう可能性があります。

※任意整理後に弁護士や司法書士が業務を継続していない場合は、滞納の連絡は直接本人へ入ることになります。

給与差し押さえ

滞納し連絡も取らずに放置していると、訴訟を提起されたり支払督促という書類が届くことがあります。

裁判や支払督促を無視していると最終的に判決や支払督促が確定し、勤務先が知られている場合は給与が差押えされてしまいます。

給料が差押えされる際には、給与を差押える旨の通知書が会社に届くので、借金を滞納している事実が勤務先に知られます。

任意整理をした人も、滞納をしていると訴訟を起こされて、給与が差押えられる可能性があるのは同様です。

STEP
返済を滞納し、債権者からの連絡を無視
STEP
訴訟や支払督促(裁判所を通じた手続き)を起こされる
STEP
裁判や支払督促を放置していると判決や支払督促が確定する
STEP
給与差押え命令が会社に届く
STEP
給料が差押えられると会社に借金滞納の事実が伝わる

放置せず、必ず連絡を取ることが最善の対策

滞納している状態で連絡を無視していれば、債権者も勤務先への連絡や裁判を起こすという選択肢しかなくなってしまいます。

裁判を起こされても、分割払いなどで和解が成立する可能性もあるので、とにかく放置はせずこまめに連絡をとることが重要です。

弁護士や司法書士の専門家に債務整理を依頼をすると、その時点から貸金業者からの督促は止まります。

また、裁判の対応が難しいと感じる場合も専門家に相談をするべきでしょう。

勤務先に連絡されるケース

過払い金請求でも在籍確認はされない

過払い金請求では勤務先に在籍確認をされることはありませんか?

過払い金請求で、勤務先に在籍確認をされることはありません。

過払い金請求では勤務先に在籍確認をされることはありません。

過払い金請求は、過去に払いすぎた利息を返してもらう手続きであり、勤務先へ連絡がいく理由がないためです。

たとえ借金が残っている状態でも、「引き直し計算」によって過払い金が発生し、借金が帳消しになるケースもあります。

この場合でも同様に、在籍確認は行われません。

在籍確認をする理由がないので、過払い金請求では在籍確認がされることはありません。

過払い金請求で勤務先に連絡されるか

まとめ:会社に知られないためのポイント

状況会社に連絡が入るか
任意整理をした場合在籍確認はされない
勤務先情報を申告する必要がある場合在籍確認はされない
返済を滞納して放置勤務先に連絡が入る可能性あり
訴訟や給与差押え差押通知により会社に知られる

任意整理を行っても会社に在籍確認はされません。

貸金業者に登録した勤務先が変わっている場合は、新しい勤務先を伝えなければ任意整理に応じてくれない貸金業者も一部あります。

そういった貸金業者は現在の勤務先を申告しなければ任意整理できませんが、その際も在籍確認はされません。

そのため、任意整理をしたとしても在籍確認をされてしまって、会社に借金があることが知られるような事態には陥りません。

滞納をしていると、借金がある事実が会社に知られてしまう可能性もあります。

借金の支払いを滞納しているのに連絡を取らずにいると、貸金業者から会社に連絡が入ったり、裁判所の命令で給料が差し押さえられます。

借金の支払いができない時も連絡を無視せず正直に話し、今後の支払いも難しい場合は債務整理を検討するため専門家に相談をしてみるべきです。

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