paypayカードの過払い金請求【ヤフーカード、ワイジェイ】

  • ワイジェイカードで過払い金が発生する条件は?
  • 過払い金が返金されるまでの期間
  • 過払い金請求のデメリットを知りたい

paypayカードはYahoo! カード(ヤフーカード)を発行しています。

paypayカードは国内信販⇒楽天KC⇒KCカード⇒ワイジェイカードと社名変更を繰り返して2021年にpaypayカードという社名になりました。

国内信販や楽天カード時代に借入を行っていた人には、過払い金が発生している可能性があります。

ただ、過払い金請求への対応は業者ごとに異なるので、今回はpaypayカードの過払い金請求への対応と、過払い金請求で発生するデメリットについて紹介します。

参考元:詳細-法テラス

信用情報とは-指定信用情報機関のCIC

目次

paypayカードで過払い金が発生する条件

paypayカードでは過払い金は発生しますか?

楽天KCカードや国内信販の時代から取引があると、過払い金が発生している可能性があります。

過払い金が発生していた際はpaypayカード、新生フィナンシャル、アプラスインベストメントへ過払い金を請求することができます。

ただし、2007年頃には過払い金が発生しない利息に見直しをしているので、過払い金が発生するのは2007年よりも以前から借り入れをしていた人に限られます。

過払い金は、下記の法律の制限よりも高い利息で取引をしていた人に限って発生します。

利息制限法の金利の上限
10万円未満の借入20%まで
10万円以上~100万円未満の借入18%まで
100万円以上の借入15%まで

paypayカードは名称変更を繰り返しています。

1978年~2005年は国内信販、2005年~2011年楽天KC、2011年~2015年KCカード、2015年~2021年ワイジェイカード、2021年~はpaypayカード

2022年5月1日KCカード事業を新生フィナンシャル(レイク)またはアプラスインベストメントに承継。

取引内容によっては承継されずに、paypayカードのままのケースもあります。

paypayカードは、楽天KC時代の2007年頃には法律内の利息に見直しをしているので、2008年以降に借り始めた人には過払い金は発生しません。

国内信販時代からの取引であれば過払い金が発生している可能性が高く、楽天KCからの取引でも発生する可能性があります。

わかりづらいですが、過去に国内信販や楽天KCとの取引で発生した過払い金は、

  • paypayカード
  • 新生フィナンシャル(レイク)
  • アプラスインベストメント

上記の3社のうちの承継先から返還をしてもらうことになります。

国内信販の時からの取引だと過払い金が発生している可能性が高い

楽天KCで2007年よりも前から取引をしていた人も、過払い金が発生する可能性があり

過払い金請求への対応

paypayカードの過払い金請求への対応を教えてください

paypayカード、新生フィナンシャル(レイク)、アプラスインベストメント、どこに承継されているかで対応は異なります。

裁判をせず回収をする際は、過払い金の70%~100%返金になることが多いです。

それ以上の金額を回収するとなると裁判が必要になります。

裁判をしない場合の和解内容

和解内容
  • 過払い金の70%~100%
  • 2ヵ月前後での返還

これ以上の金額を回収するとなると裁判が必要になります。

過払い金請求は、まずは過払い金の計算を行うことから進めますが、計算には取引履歴というものが必要になります。

取引履歴の取り寄せには1ヵ月~2ヵ月ほどかかることがあります。

裁判をしないケースでの依頼から返還までは、3ヶ月~5ヶ月前後かかります。

裁判をする場合

裁判をして過払い金を回収していくと、争いがないケースでは半年前後で回収ができる可能性があります。

取引の分断等の争いがあると、1年ほど時間がかかる可能性があります。

過払い金請求で問題となる点

paypayカードへの過払い金請求ではデメリットはありますか?

請求する会社のカードは解約になります。

また、ショッピングの支払いが残っていると過払い金と相殺されることになります。

デメリット
  • paypayカードは解約になる
  • ショッピング利用中の人は相殺に注意

カードの解約

過払い金請求をした会社のカードは解約になります。

paypayカードへ過払い金請求をすればpaypayカードは解約になります。

新生フィナンシャルまたはアプラスインベストメントに承継されていると、新生フィナンシャルまたはアプラスインベストメントのカードが解約になります。

ショッピングを利用していると相殺される

過払い金を請求する際にショッピングの利用が残っていると、過払い金とショッピング残高とで相殺されることになります。

paypayカードかアプラスインベストメントに承継されていて、承継先の会社でショッピングを利用している人は注意が必要になります。

新生フィナンシャル(レイク)はショッピングは取り扱っていません。

過払い金の方がショッピングの残債を上回っていれば、相殺後の過払い金を回収することになります。

ショッピングの方が過払い金を上回っていると、残債を任意整理することになりブラックリストに登録されることになります。

ショッピングの残金があると
過払い金>ショッピング残高

過払い金50万円ーショッピング残30万円=20万円の過払い金請求

過払い金<ショッピング残高

ショッピング残高40万円ー過払い金30万円=残金10万円

10万円を任意整理することになるので、ブラックリストに登録される

過払い金請求の流れ

paypayカードの過払い金請求はどのような流れで進められますか?

過払い金請求をする際は、まずは面談が必要になります。

面談後は取引履歴という書類の取り寄せ、過払い金の計算を行い、算出した金額を請求して回収していくことになります。

STEP
取引履歴の取り寄せ

過払い金を請求するには、まずは取引の履歴を取り寄せることから始まります。

取引履歴があれば当時の利息がわかるので過払い金が発生しているかがすぐにわかります。

完済から何年経っているのかもわかるので、時効になっていないかの確認もできます。

STEP
過払い金の請求or裁判

取引履歴が届いたら過払い金の計算を行い、請求することになります。

裁判をせず請求する方法と、裁判をする方法があります。

STEP
和解or判決

請求後、和解をするか裁判で話し合いがまとまらない際は判決が下されます。

STEP
返金

和解した内容か、判決の内容どおりに返金がされます。

まとめ

和解内容
  • 過払い金の70%~100%
  • 2ヵ月前後での返還
デメリット
  • カードは解約になる
  • ショッピング利用中の人は相殺に注意

国内信販や楽天KCで2007年よりも前からキャッシングを利用している人は過払い金が発生している可能性があります。

過払い金が発生している場合は、paypayカード、新生フィナンシャル(レイク)、アプラスインベストメントへ過払い金請求をすることが可能です。

ただし、請求をするカードは解約になります。

また、paypayカードやアプラスインベストメントでショッピングを利用している人は、過払い金と相殺されるため注意が必要です。

paypayカードで返済が難しい状況の人は任意整理をして、返済を楽にすることができます。

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